発達の方向を考える

脳は後ろから前

ものすごくざっとですが、脳の発達の流れに

は、後→前に進んでいき、前頭前野で制御をします。

※脳の階層構造

 

欲求・感覚などを唯一操作介入できるのが、前頭前野だそうです。

 

イラっとしたときや、異性へ興奮してしまったとき、ふと立ち止まって興奮を抑え冷静になったり

記憶の出し入れを行う ワーキングメモリー(作業記憶)

予定どおり動く作業

など大人になった時、社会性にすごく重要な役目をにないます。

 

 

発達みかんの木ではミニトランポリンの前に

を置いております。

これは鏡像認知が前頭前野に良いこと、

身体把握(ボディーイメージ)が、成長に必須ですので(^^)

自分の体を、自分の思ったように動かせること・・

 

当たり前のようなことは、発達障がいの子供たちにとって、当たり前でないことが多くあります。

 

もしかして・・と気づきがあった場合、その症状をお近くの作業療法士にご相談してみてください。

小さな気づきが、子供の生きにくさの解消を一つでも解決してあげられるかもです。


体は上から下・中から手先へ

目→首→腕→手→腰→足の順番に発達していきます。

 

赤ちゃんを想像するとわかりやすいのですが、

 

目で物を追うようになる

→首を左右に振り出し、首が座る

→寝返り

→お座り

→ハイハイ

→つかまり立ち

 

積み木をひとつづつ重ねるように順々育っていきます。

 

その積み木のひとつひとつのピースが大切だと考え、(月齢・年齢の標準確認必要)

現れている症状・表現から深くピースを育てていきます。

 

先日、ピース(チョキのほうです)

が出来なかった子供が出来るようになりました。

その時、脳が育った実感が!すごくうれしくなりました。

それと同時に言語数が増えてたり

落ち着きが増したりするんですよね

 


自立と甘えの繰り返し

子供たちは、自立と甘え(依存)を繰り返し成長していきます。

成長過程で、自己肯定感が大切だと思います。

理解してあげると、子供たちはより成長していきます。

 


感覚統合療法は、

落ち着きがないなど

表面上の、表現に対して、

 

トランポリンをしなさいとか、

手先指先をつかった遊びをしなさい。

など、まったく関係のない事をしてるように感じる事があります。

 

ですが、脳科学の文献などを読んでいると、

利にかなっている部分が多いなと思います。

 

感覚統合療法として進化してきた歴史が、

自然と脳科学と合致しているのだろうと感じさせられます。

 

 

 

やっと本題のキャッチボール

上記で脳の動き、アプローチの理由は大体わかったのでは・・

今回のキャッチボール動画は、2.5歳児がボールを取れてませんってだけですが

、いろいろな脳機能を使った作業だということがわかります。

 

目の追跡運動・両手の協調運動・ボールの落下地点の予測など上げていけば多々あります。

その表面に表れている表現・行為の

 

細部への気づき

各部位をできる限り、分解してみていく事を

みかんの木では心がけております。

 

 

どの筋肉が・・

どの関節が・・・

目の動きが・・・

など、小さな気づきを大切にすること

 

その小さな気づきに対して、アプローチを考えていくこと

 

それが、行為全体の動き、の解決・・

その子の、生きにくさの解決に向かえると考えております。

 

 

身体の根や幹の部分(※上記 木のイラスト)を鍛える事で、最終産物の部分を獲得することをめざしています。

 

 

なにより、キャッチボールは二人が息を合わせてやる作業です。

相手に合わせて行動を起こしていく。

親子でやれば、子供はより愛情を感じる事もできます。

笑顔ですること、出来る限り自発的に動いたように誘導してあげることで、より脳への報酬(効果)は上がります。

 

ただのキャッチボールだと思うかもしれませんが、たくさんの脳の神経群を刺激してくれるので是非、子供と遊んであげてください。

小学生U君の話ですが、ボールを目で追い、

キャッチできるようになると同時期に運筆が上手にできるようになっています。

脳ってやっぱりつながっているんですよね(^^)


難しい場合は、ボールを変えて、風船などを利用したり、転がしてもいいです。


低い年齢の子供で撮影しているのは、成長過程での脳の動きがわかりやすくするためです。